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よんでいる日

読書の感想とか

筋トレと読書

 筋トレと読書は似ている。どちらも軽いものから始めて、徐々に重いものにしていく過程が似ている。それに慣れてくればスピードが上がっていくのも似ているし、実はゆっくりとやった方が効果が高いところも似ている。しかし、気づけば効果を落とさずに、どちらもある程度はやくできるようになる。

 

 ふとそんなことを思った。

 

 果汁がしたたるようなみかんが食べたい。厚い皮をむいて、身を包む薄皮は気にせずに歯を立てて果汁をすすりたい。何故かそれは屋外で、口のまわりをよごし、こぼれる汁が地面をぬらし、ぐるりには何故か見物人がいて、そのひとたちに応援をされながら、そして高笑いをしながらみかんを食べたい。

 

 いまは『プリズン・ブック・クラブ』という本を論文書きの合間に読んでいる。とてもおもしろい。これは刑務所の受刑者たちが読んだ本の感想を言い合う読書会を開く内容のノンフィクションだ。本を読むことは自分の中の窓を開けることと読書について語る受刑者、彼ら(受刑者)は麻薬よりも書物に夢中という作者の感慨。そんな印象的なフレーズが残る。

 

 読み切ったらなにかしらの感想を言葉にしたい。そういった感情を言葉にするってことも筋トレだ、そういえば。

 

 だいたいのことは続けることさえできれば、ある程度のところまではいける。そんな意味で、なにかを読んで感じたことを逐一言葉に変えていくことはこれからも続けたい。自分自身が読み返すとおもしろいという理由もある。

 

 とにかく、やっぱ本はいい。