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読書の感想とか

2016-06-02から1日間の記事一覧

私や俺とか君などのかんせいの過程(『バグる脳』ディーン・ブオノマーノ)

ここ百年くらいでとてつもない早さで科学が進歩し、生活が豊かな方向へと劇的に変化していったが、我々ニンゲンのつくりは数千年前となんら変わっておらず、いろいろな危険があった原始時代用にチューニングされている脳のさまざまな機能がいまとなってはも…

安直な自己啓発に違和感があるひとへ(『孤独の科学』ジョン・T・カシオポ、ウィリアム・パトリック)

孤独感という主観的な感情を軸にひとについて語ろうとしている本である。とてもおもしろい。 まず孤独感はなぜ感じるのか?といったことがひとはそもそも社会的な生物であり、集団からはじき出されると生きていくことが難しかったから、仲間はずれにされたと…